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  • 防災対策
  • 2022.06.30

大阪市北区ビル火災の調査結果について その2

大阪市北区ビル火災調査結果報告について、

原因究明の為の火災シミュレーションが実施されました。

 

先ずは煙の時間経過に伴う流動状況

出火10秒後から、出荷60秒後の煙の流動を示す図です。

出火後たったの60秒で待合室から、診察室に至るまで黒い煙で充満していることが見て取れます。

 

次は、見透し距離の変化について

こちらも出火後20秒で、待合室。90秒後には廊下・診察室で見透し距離は0mとなっています。

 

ガス温度分布図について

待合室では200℃を超える高温環境が続いていたことが分かった。

 

一酸化炭素濃度のへんかについて

待合室は出火後2分、廊下・診察室は出火後3~4分後には一酸化炭素濃度が1,000ppmを超えました。

いずれの部屋も8分後には2,000ppmを超えました。

 

酸素濃度の変化について

待合室は1分後、廊下は2分後、診察室は3分後に酸素濃度が半分程度まで減少しています。

 

最後に「血中の酸素欠乏による影響」を

この火災では、着火物がガソリンであったこと、避難経路が1か所であったこと。

そして早い段階で酸素濃度が低い状態になったため一酸化炭素中毒及び酸素欠乏症になったものと考えられるとの報告でした。

 

防災は、難しいようで簡単な事です。

『まっ、良いか~』で見過ごさず、立ち止まって考えて行動して欲しいと思うのでした。

それでは今日もご一緒に

備えあれば憂いなし!!

有難うございました(^^)/

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